わたしの休職体験記|あの日々がくれたもの

メンタル不調で休んだちさとの、回復までの道のりと心の整え方。

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こんにちは、ちさとです。

このブログ「わたしの休職体験記|あの日々がくれたもの」にお越しいただき、ありがとうございます。

 

このページでは、初めて訪れた方が読みやすくなるように、

ブログの主なカテゴリやおすすめ記事を道しるべのようにまとめています。

 

2023年に休職し、2024年に復職したアラサーOLの私が、
その過程で感じたこと、役立った制度、復職までの準備などを綴っています。

 


 

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カテゴリ別おすすめ記事ガイド

 

 休職体験記(全10話)

 

休職を決断したときの気持ち、最初の不安、時間の過ごし方、回復の兆し…。

私のリアルな記録を10本の記事に分けてお届けするシリーズです

 


 

 リワークと復職準備

 

休職後、社会復帰に向けて通ったリワークプログラム。

「働けるかも」という気持ちを育ててくれた、大切な時間でした。

 

 


 

 休職中の制度とお金

 

傷病手当金自立支援医療制度、失業手当など、

知らないままだと損をしてしまう情報もあるかもしれません。

 

 

 


 

 復職後の気づき・変化

 

復職か転職か迷ったこと、復帰してよかったこと…。

今、振り返って伝えたいことをまとめています。

 

 


 

 その他、気ままなつれづれ記事も

 

カテゴリに当てはまらないちょっとした思いも、ぽつりぽつりと書いています。

そちらもお楽しみいただけたら嬉しいです。

 


 

さいごに

 

このブログは、過去の自分と同じように悩む誰かのヒントになれたら、

という思いで書いています。

 

のんびり更新になるかもしれませんが、よければまた読みに来てくださいね。

応援やご感想も、とても励みになります。

 


 

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今後も新しい記事をここに追加していきます。

どうぞ、よろしくお願いします。

「リワークって実際どう?」経験者がQ&A形式で語ります


復職前、「このまま社会に戻って大丈夫かな…」と思うこと、ありませんか?

私自身、そんな不安の中でリワークに通うことを選びました。この記事では実際に医療リワークに通っていた私が、よく聞かれる質問にQ&A形式でお答えします。

不安だった気持ちやプログラムの様子、復職とのつながりまで、ひととおりお話しします。

リワーク紹介記事とあわせて、復職を考える方のヒントになればうれしいです。

 

Q1. リワークに通う前、不安だったことは?

会社側4人との面談がとても怖く、「もう社会人としてやっていけないかも」と感じていました。人と話すこと自体が怖かった時期だったので、リワークにちゃんと通えるのかも不安でした。

 


Q2. 実際に通ってみて、どうでしたか?

初日は緊張しましたが、リワークは優しい雰囲気で、無理強いは一切ありませんでした。私は週5日、9時〜16時まで7時間通っていました。少しずつ人と自然に会話できるようになり、「怖い」より「安心」の気持ちが強くなっていきました。

 


Q3. 通えなかった日はありましたか?

1日だけあります。その日はお休みしましたが、結果的に自分の未熟さに向き合えた貴重な経験になりました。それ以外は毎日通っていました。

 


Q4. リワークに通ったことで、復職にどうつながりましたか?

一番大きいのは「会社との面談が怖くなくなった」ことです。人との関わりに慣れたことと、リワーク内で面談準備ができたことが大きいです。サポートブックを進める時間があり、専門家の方と一緒に伝える内容を整理できたのも安心につながりました。

 


Q5. 具体的な1日のスケジュールは?

私が通っていたリワーク施設の例

  • 9:00 朝礼(一言トーク

  • ラジオ体操・オフィスワーク(リワークからもらえるサポートブック作成など)

  • 午前の授業(1.5時間)

  • 昼食(希望者に提供あり、別途代金は不要)

  • ラジオ体操・瞑想タイム

  • 午後の授業(1.5時間)

  • オフィスワーク

  • 夕方のふりかえり

  • 16:00 解散

 


Q6. どんな授業がありましたか?

中でも「Better Solution SST」が好きでした。ひとりの悩みを全員で解決するという授業で、自分も他人も真剣に考え合う空気が心地よく、実用的なヒントも多く得られました。

 


Q7. グループワークが苦手でも大丈夫?

はい、大丈夫です。最初は見学に近い形でもOK。発表も任意で、周囲の方も無理強いしません。とてもあたたかい雰囲気でした。

 


Q8. 体調が不安定なときは?

お休みしても大丈夫ですし、「つらい」と伝えておけば途中で中座も可能です。スタッフさんがこまめに気にかけてくれていました。

 


Q9. 費用はどのくらい? 自立支援は使えますか?

私は自立支援医療制度を使って1割負担で通っていました。1日900円ほどで、お昼代も込みでした。多くの方が自立支援を使っていたと思います。

 


Q10. 会社にはどう伝えた?

自分から「リワークに通いたい」と伝え、会社も快く受け入れてくれました。医療系リワークだったので、事前に面談1回・診察1回があり、秘密保持に関する誓約書にもサインしました。

 


Q11. 今思うと「もっと早く通えばよかった」と思いますか?

はい、そう思います。私は半年も通えなかったのですが、もっと長く通えたらよかったなと。自分の病気について、もっと学んでおくべきだったとも感じました。ただ、そう気づけたこと自体がリワークに通った成果だと思っています。

 


 

リワークって実際どうなの?そんな疑問に、私自身の経験を通して少しでも答えられたならうれしいです。

「リワークってそもそも何?」という方向けには、以下の記事で制度紹介やデータもまとめています。

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

復職成功率アップのカギ?リワークのプログラム内容と再休職率のデータ解説


復職の前に「無理なく働ける自分」を取り戻すためのリワークプログラム。

実践型カリキュラムを通じて、生活リズムやストレス対処力を身につけ、再休職リスクを低減します。この記事では初心者にもわかりやすく、リワークとは何か・どんな内容かをデータとともに解説します。

 


1. リワークで何をする?(モデルプログラム例)

※参考として、都内医療リワーク施設の週3〜5回通所モデル

  • 通所頻度:週3〜5日(午前または終日)、期間は3〜6ヶ月が一般的

  • 主なプログラム内容

    • 生活リズム回復ワーク(起床・昼寝・就寝)

    • オフィスワーク(PC入力、資料作成)

    • グループワーク(SST、模擬会議)

    • 心理教育・CBT/マインドフルネス実習

    • 週1回の個別面談(ケースワーカーとの復職調整)

     


2. 実データで見るリワークの効果

  • リワーク未受講者の再休職リスクは約6.2倍 

  • リワーク利用者は1000日後の就業継続率が約70%、非利用者は20%以下 

  • 1年後の就労継続率は約83.2%(5,014人調査) 

→ データは信頼性のある医療機関や機構の調査に基づいています。

 


3. リワークに通う人と通わない人のちがい

比較項目

リワークあり

リワークなし

再休職リスク

低い

約6倍高い

職場定着率(1,000日後)

約70%

20%以下

1年後定着率

約83%

約40%前後?

生活リズム・ストレス対処・再休職の防止が、全体的に改善される傾向が明確です。 

 


 

4. Q&A(初心者が知りたいポイント)

  • 週何日・何ヶ月通うのが効果的ですか?

    → 多くは週3日以上、3〜6ヶ月が目安とされます(施設により異なります)。

  • 費用は?公費制度も使える?

    自立支援医療制度併用で1日数百~1,000円台の場合もあります。

  • 休職中に通ってもいいの?

    → はい。医療機関と会社の調整が前提ですが、休職延長後に通所する例も多いです。

  • 在宅中心の生活でも通える?

    → 通所前後に生活時間が整うよう調整されており、通い始めやすいのが特徴です。

 


5. おわりに:リワークのすすめ

復職前の準備として「プログラムで一歩先に進む」ことが、再発防止につながります。

気になる施設をいくつか見学して、自分に合った環境を選ぶのがおすすめです。

 


出典データ

  • 医療リワーク利用者 vs 非利用者の再休職リスク:約6.2倍 *1

  • 継続就労率:リワーク利用70% vs 非利用20%以下(1,000日後) *2

  • 1年後就労継続率83.2%(全国5,014人調査) *3

 

「実際どうだったの?」と聞かれることの多いリワーク。以下の記事にて、読者の皆さんが気になりそうなことを私自身の経験からQ&A形式でまとめました。

kyushoku-taikenki.hatenablog.com 

 

リワークが私の復職にどう役立ったか、どんな風に勇気をくれたかまとめた記事がこちらです。

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

 

*1: 出典:独立行政法人労働者健康安全機構 こころの健康づくり計画推進事業「医療機関における復職支援プログラムの効果に関する調査研究」(2016年度報告書)

*2: 出典:同上

*3:出典:厚生労働省「就労支援機関・医療機関におけるリワーク支援の効果検証調査」(2020年報告書)

休職中に役立つ、お金まわりの制度と気になるアレまとめ

休職中や療養中、お金の不安はつきものです。

でも、その不安を理由に無理をして早めに復職してしまうと、再休職のリスクが高まってしまうことも。

 

そんなときこそ、頼れる制度を知っておくことで心のゆとりが生まれます。

一方で、「実はけっこう大きな出費」なのに見落としやすい支払いもあります。

 

この記事では、休職中に知っておきたい

「助けてくれる制度」と「気になるお金のこと」を、実体験を交えながら紹介します。

 

「今はまだ利用しないけど、頭の片隅に置いておきたい」

そんな制度もあると思うので、気になるものからチェックしてみてくださいね。

 


 

 休職中に知っておきたい、お金まわりの記事4選

 

1. 傷病手当金とは?】

条件・金額・申請の流れを、休職経験者がわかりやすく解説

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

2. 自立支援医療制度】

医療費が1割負担に?申請の流れ・対象・注意点を詳しく紹介

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

3. 【休職中の社会保険料

払う?免除される?知らないとびっくりする「毎月の負担」と注意点まとめ

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

4. 【失業保険と再就職手当】

「退職も視野に入ってきたかも…」という人向けに、基本のしくみと申請の流れをわかりやすく

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

 


 

 さいごに

 

休職中の不安を少しでも減らすには、制度の存在を知っておくことそのものが安心につながると私は感じました。

 

必要なときに必要な助けが届くように、気になる制度をぜひのぞいてみてください。

退職を考えたら知っておきたい!失業保険と再就職手当の条件・手続きまとめ

 

転職を真剣に考えていた時、他社の人事部で働いている友人に「再就職手当って知ってる?」と聞かれ、初めてその存在を知って驚きました。

退職後の生活を支える「失業保険」と、早期に再就職した人への「再就職手当」。知らないと損するこの2つの制度を、シンプルにまとめました。

 

1. 失業保険(雇用保険の基本手当)とは?

 

会社を退職した後、再就職までの生活を支えるための制度。

ハローワークに求職申請をし、就職活動をしている」ことが条件です。

 

  • 支給額:退職前の給与・年齢・勤続年数により異なる

  • 支給日数:90日〜最大330日(自己都合か会社都合かでも異なる)

 


 

2. 再就職手当とは?

 

失業保険の受給資格がある人が、早期に再就職した場合にもらえる「一時金」。

受給開始前や早い段階で再就職が決まった人にとって、非常にありがたい制度です。

 


 

3. よくある質問Q&A

 

Q1: 傷病手当金をもらってたけど、失業保険ももらえるの?

A: 傷病手当金と失業保険は併給不可。まずは傷病手当金の受給期間が終了し、就労可能と医師に判断されてから失業保険の申請ができます。

 

Q2: 退職後、すぐに申請できますか?

A: ハローワークで「求職申込」をしてからのカウントです。自己都合退職の場合、通常7日間の待機期間+2ヶ月の給付制限がある点に注意。

 

Q3: 再就職手当の条件は?

A: 以下の条件を満たす必要があります:

休職中も社会保険料は払うの?免除される?体験からわかった注意点まとめ

「休職中はお給料が出ないのに、社会保険料ってどうなるの?」

私も最初はそう思いました。実は、無給でも保険料は基本的に発生します。今回は私の休職体験をふまえて、社会保険料の仕組みや注意点をまとめました。

 

1. 休職中でも社会保険料は発生する?

 

基本的に、休職中でも会社に在籍している限り、健康保険料と厚生年金保険料は発生します。給与が出ていなくても「在籍=被保険者」と見なされるためです。

 

2. 誰が払うの?

 

  • 通常は労使折半(会社と本人で半分ずつ)

  • 休職中に無給になると、自分の負担分を自己負担で支払う必要が出てきます

  • 会社によっては、休職中も会社が負担してくれることも(規定により異なる)

 

3. 免除や猶予の制度は?

 

  • 【健康保険】

     → 傷病手当金を受けていても保険料は免除されないのが基本

     →一部の共済組合(地方公務員共済組合など)では、在職中でも休職による免除規定がある場合がありますが、民間企業の健康保険組合では基本的に免除されません。

     
  • 【厚生年金】

     → 厚生年金の保険料も原則免除なし

 

ただし、収入が減った場合、翌年の住民税や国民年金保険料に影響があることも。

 

私は毎月けっこうな額(数万円台)の保険料を払っていたみたいで、意外と高くて焦りました。とはいえ会社に相談する余裕もなく、淡々と支払いを続けていました。
※具体的な金額は給与額によって異なるので、気になる方は「社会保険料 シミュレーション」などで調べてみるのがおすすめです。

 

 


 

4. よくある質問Q&A

 

Q1: 休職中に社会保険料が払えない…どうしたらいい?

A: まずは会社に相談を。猶予制度がない場合でも、分割納付を認めてもらえることがあります。どうしても難しい場合は、傷病手当金の支給でカバーできるか確認しましょう。

 

Q2: 保険料を滞納するとどうなる?

A: 健康保険証が使えなくなったり、年金の将来受給額が減る可能性があります。なるべく早めに対応を。

 

Q3: 会社が保険料を払ってくれる場合があるって本当?

A: 一部の会社では、福利厚生の一環で休職中の保険料を全額または一部負担していることもあります。就業規則や人事部に確認を。

 

 

▼今後、退職を視野に入れるならこちらもチェック

kyushoku-taikenki.hatenablog.com

自立支援医療制度で医療費が1割負担に?申請の流れ・対象・注意点を解説


「治療は続けたいけど、医療費が高くて不安……」

そんなふうに感じたことはありませんか?

うつ病適応障害などの精神疾患で通院している人にとって、毎月の医療費や薬代は大きな負担になりがちです。

そんなときに役立つのが 自立支援医療制度。

この記事では、制度の内容から申請の流れ、気をつけたいポイントまでわかりやすく解説します。

実際に申請を経験した筆者のエピソードも交えながら、制度を上手に活用するためのコツをご紹介します。

 

1. 自立支援医療制度とは?

 

心の病気や慢性疾患の治療にかかる医療費の自己負担を、原則1割(または2割)に軽減する公的制度。

経済的に治療を継続しやすくする目的で作られています。

 


 

2. 対象者と対象となる治療

 

 

→ 多くのケースでは「精神通院医療」が使われています。

 


 

3. 手続き方法と必要書類

 

  1. 主治医に「診断書(自立支援用)」を書いてもらう

  2. 自分で記載した申請書とともに、住んでいる自治体の福祉課に申請(※詳細は「住んでいる自治体 自立支援医療制度」等で検索してください)

  3. 1〜2ヶ月後に「自立支援医療受給者証」が交付される

     

    筆者の体験メモ

    私の場合は、通っていたメンタルクリニック自立支援医療制度のお知らせが置かれていたのがきっかけで、制度の存在を知りました。実際に使ってみると、通院やリワーク通所の費用負担が大きく軽減され、とても助かりました。

    リワーク(復職支援プログラム)では、1日通うと1割負担でも900円弱かかりました。制度を利用していなかったら、通い続けるのは難しかったかもしれません。

    注意点として、受給者証は病院や薬局に持参しないと割引が適用されないことがあります。通院の日は忘れずに持ち歩くようにしましょう。

    また、自立支援医療制度は1年ごとに更新が必要で、更新申請から新しい受給者証が届くまでに時間がかかります。申請可能になったタイミングですぐに手続きするのがおすすめです


     


 

4. よくある質問Q&A

 

Q1: どの病気でも使えますか?

A: 基本的には精神疾患と認定された病気のみが対象です。うつ病不安障害・適応障害発達障害などが対象になることが多いです。

 

Q2: 通院以外でも使えますか?

A:「精神通院医療」に限っては、原則として通院の外来治療に限定されます。入院には適用されません。
(ただし、他の自立支援医療の類型「更生医療」「育成医療」では入院治療も含まれるケースがあります)

 

Q3: 申請に時間がかかると聞いたけど?

A: はい、申請〜交付まで1〜2ヶ月程度かかるため、早めの申請がベターです。

 

Q4: 更新は必要?

A: 有効期間は原則1年。毎年更新が必要です。主治医の診断書と所得確認書類が再度必要になります。

 


 

5. 自立支援医療の上手な使い方

 

  • 医療機関・薬局も「登録先」限定なので、申請時にしっかり確認

  • 精神科の診療費、薬代などが1割負担になるので長期治療の方におすすめ
  • 公認心理師等によるカウンセリング費用は対象外のことが多い)
  • 主治医と相談しながら、早めに準備しよう

     

     

     

    ▼生活費や医療費とあわせて確認したい「保険料の自己負担」

    kyushoku-taikenki.hatenablog.com